1.上記の8つのリスクを回避するための戦略
入居者の評判が良いように、メンテナンスやエントランス清掃の徹底、入居審査の徹底を意識的に実施することによりリスクを回避ないし一定レベル以下にコントロールする戦略です。いわゆる出口を考えてから投資する出口戦略もこの中に含まれます。
2.ポートフォリオ戦略
リスク回避の最善策は、複数の不動産物件を保有して、物件ポートフォリオを組み、リスクを分散することです。
上記の二つの戦略を更に細分化し、戦術を組み合わせていくことが、不動産賃貸業の極意となります。
繰り返しますが、投資として見ると、賃貸収入も売却収入も運用損益としては同じです。一方事業経営として見ると、いかに入居者から魅力ある物件を見つけてそれを育てるかが課題となります。物件を取得する時は投資家として不動産物件の実態を読み解き、バリューアップを計算に入れ、将来の出口を考えます。そして保有している間は、事業経営者として泥臭く額に汗して頑張ることが一番です。ここは株式投資とはイメージが違うことを忘れてはなりません。
私どもは不動産賃貸業の特性をよく理解している会計事務所ならではのサポートをしたいと考えています。